キスch

社交場でのキスは、ヨーロッパほど浸透はしていない。第一次世界大戦以降に「ディープキス」が繁栄した。

報道写真家 アルフレッド・アイゼンシュテットによる『勝者のキス』は多くの人に知られている。第二次世界大戦の終戦を喜ぶ水兵が、看護婦に街中でキスをした写真。アメリカの代表的な雑誌「ライフ誌」の表紙で掲載され話題を呼んだ。

大統領候補に選出されたアル・ゴアが、嬉しさのあまり報道カメラを前に妻に熱烈なキスをした。

MTV最優秀ビデオ賞のイベント会場では、マイケルジャクソンが元妻のリサ・マリー・プレスリーにキスをした。

マドンナはブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラにキスをする。

カザフスタン出身のイギリスのコメディアンが演じるサシャ・バロン・コーエンの「ボラット」。アカデミー賞授賞式などに訪れ、賞を取った俳優にインタビューをしキスをする。

キスは話題になりやすい、そしてニュースになると全世界を駆け巡る。そしてその時の映像や写真はずっと残る。

「有名人でも金持ちでも指導者でも、一般人と同じようにキスをする」ということを、彼らを通じて世界の人々全員に浸透していく。