キスch

キスのことについて書かれた最古の文書は、紀元前1500年頃に書かれたインドの聖典にある。

今から約3500年くらい前にベーダ語で書かれた文書を、学者達が翻訳した。

ベーダ時代（紀元前1500～紀元前600年頃）

- 紀元前十五世紀 -
ベーダ…バラモン教とヒンドゥー教の一連の聖典
「くんくんかぐこと」「匂い」「ふれる」

アタルバ・ベーダ…呪文を収録した聖典
「口を使って匂いをかぐ」

リグ・ベーダ…神々への賛歌を集めた聖典
「若い娘を繰り返し舐める」

※ベーダには「キス」という行為はまだ書かれていない。

- 紀元前六世紀 -
シャタパタ・ブラーフマナ…祭儀を詳述した聖典
「口と口を合わせた」

※恋人たちの描写を描いている

ヒンドゥー教の戒律
女性奴隷の「唇の潤いを吸い込む」男性の行為に制裁を加えると記

※ここで初めて「キス」という行為が書かれた。

- 紀元前四世紀 -
マハーバーラタ…古代インドの大叙事詩
「私の体は、娘が私の口に口をつけ音を立てると喜びにみちあふれた」

- 紀元前三世紀 -
パーツヤーヤナ・カーマスートラ…ヒンドゥー教聖典
「どんな時に恋人の身体のどの部分にキスをすべきか」ということが書かれており、キスする部位として「額、口、まぶた、頬、喉、胸、乳房、唇、口中」と記

またキスの方法を次の4つに分けて説明
1.穏やかなキスとは
2.唇をすぼめたキスとは
3.口を押し付けたキスとは
4.軽いキスとは

更に娘や処女がするキスを3つに分けて説明
1.しるしばかりのキス→娘自身は何もしない
2.ドキドキするキス→はにかみを少し払いのけ、下唇で反応を示すが上唇を使うことはない
3.感動的なキス→舌を使って恋人の唇にふれ、目を閉じ恋人の手に自分の手を重ねる