ファーストキス体験談
/忘れられないキス
それは私が高校1年生の時です。女ばかりの女子高だったので男には全く興味もなく、女子同士で楽しく盛り上がってた時期でした。
そんなある時友達のカオリが「彼氏できちゃったー」と。カオリは前からバンドを組んでいて、スタジオで仲良くなった男の子と付き合うことになったそうです。
女子高にいる時点で彼氏はできない、とあきらめていた自分にも学校以外で活動すれば希望はあるんだなと少し前向きになりました。話をきいてみると彼氏は2コ年上の高校3年生だそうです。お・と・なあ!!!
カオリが「今度ケイちゃん(彼氏)の学園祭があるんだけどいっしょに行く??」
私は迷いもせずOKしました。しかも男子校の学園祭、まだ私の知らない世界だあ~。
そしてケイちゃんの学校の学園祭に私もついていく事になったのです。
当日はすごく晴れていました。わたしは男子というものにあまり慣れていなく、緊張してカオリの袖を持ちながらくっついて歩きました。さわやかな青のジャージを着た男の子が「こんにちわ~」と挨拶をしながら通り過ぎていきます。けっこうイケメンが多い!!
校内の廊下のポスターをには「welcome!!○○女子高 ××女子高」と市内の女子高の名前が挙げられてました。男子ばかりとおもいきや、けっこう中には女子高生が多かったので意外でした。他の女子高生はこういうところで交流を取っているのか。勉強になります。
カオリがケイちゃん(彼氏)を紹介してくれました。いっしょにいた同じバンドのマモルくんも紹介してくれました。
互いに自己紹介と焼きそばを食べながら「今度いっしょに遊ぼうよ」と話をして学園祭を後にしました。
1週間後にカオリとケイちゃんとマモル君と私4人でファミレスにいきました。バンドの話をする3人はとてもカッコよかったです。
バイバイしようとした時マモル君と家が同じ方向だったのでいっしょに帰りました。こりゃあドキドキです。
私は学校での発表など大人数の前ではしっかりと発言できるのに、意外と1対1になると会話が苦手な方でした。でも何故かマモル君とは音楽の話で盛り上がって会話をすることができました。
また彼らの使ってる貸しスタジオが私の家からとても近くにあったので、バンドの練習を見にいったりデモテープを聴かせて貰ったり、ライブを見に行ったりしてだんだんと二人が会う機会が多くなってきました。
でも二人だけになると会話はいつも大好きなバンドの話になってしまうので進展は見られず。ずっと友だち止まりなのかな…と思っていました。
春を迎えマモル君が卒業後に東京の大学に行くと決まり、彼らの最後のライブの日に「お疲れ様」という気持ちを込めて花束を渡そうと思いました。
みんなの前で渡すのが恥ずかしく、ライブが終わっていっしょに帰るときにやっと渡せました。
花束を渡すとマモル君は少し驚いた様子で「ありがとう」と言って花束を見つめた後、周りに人がいるにもかかわらず私を抱き寄せました。
駅前だったのでたくさんの人の視線を感じましたが、マモル君には見えてなかったようです。
少し離れて私の両肩に手を置いて動かなくなりました。うつむく私にすごくマモル君からの視線を感じました。それからマモル君の顔が近づいてきて初めてのキス。
その後何度もキスをしながら二人は抱きあって2時間くらいが経ちました。でもあっという間に時は過ぎて、良く分からず夢の中って気分でした。
上京後お互いに連絡は取らなくなりマモル君とはそのまま終わってしまいましたが、すごくいい思い出です。マモル君!バンド絶対に成功させて有名になってね。
マモル君ありがとう!!

有名になって欲しいなあ バンド
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