キスch

東京の大学に行きたくて、高校を卒業し親元を離れ一人暮らしを始めました。一人暮らしにも慣れてきてバイトを始めました。そこに少し気にかかる女の子がいました。

はじめは全然意識していなかったのですが、気がつくと数ヶ月後、普通の友達としては見られなくなっていました。

彼女を含め友達4人でカラオケにいきました。自転車で二人乗りしていた帰り道に僕は彼女に告白をしました。

「児島さんのことが…好き！！」

「えっ！えっえっ～！」と彼女。突然の告白に少し信じられないといった彼女。それから何日かして二人は付き合うことになりました。生まれてはじめてガールフレンドなので毎日が楽しくてしょうがなかったです。

彼女と付き合い始めて3日目。獅子座流星群の日。たくさんの流れ星が今夜見られるというので、何日か前からデートの約束をしていました。

僕のアパートの隣が大きなスーパーで、閉店後は非常階段から屋上へ登ることができ人気もないので、まさに理想の流れ星鑑賞場所（僕にとってはファーストキスの場所）だったのです。

まだ寒い時期でしたので、僕のマフラーを半分彼女に分けて二人で体育座りをして夜空を見上げてました。

約1時間くらいが経ちました。僕はキスがしたくてたまりませんでした。なんか落ち着きません。

約30分たった頃。しばらく見つめあった後にキスをしました。それから二人は寒さも忘れは何度も何度もキスをしていました。

その後二人して風邪を引いてしまい、バイト先の先輩に怪しまれて、すぐに付き合ってることがバレてしまいました。

そんなロマンチックで理想的なきらきらのファーストキスの思い出です。